サクチューン

アイアンマン3のサクチューンのレビュー・感想・評価

アイアンマン3(2013年製作の映画)
5.0
自身の影響力を拡大し続けて気づいた『最小の守るべき物』


1・2と立て続けにお勧めしましたが、3が一番『人らしいアイアンマン』を見せてくれる本作。

1では『事業に成功したアメリカン』、2では『国レベルまでの影響力』を得たアイアンマンなのですが、トニー・スタークという『個人』がその影響力に悩み始めます。

この悩みというのが実に人らしい悩みで一気に等身大の悩みを見せるため観客も『確かにそうだよな』『でトニースタークはどうする?』と気持ちが乗りやすい仕組みになっていました。

で、アイアンマンシリーズとして決着する作品ということもありアイアンマンに出てきたキャラクター・設定・アイアンマンが作った社会すべてを畳んでいくところに1作品の時間を費やすこともとても愛があるなと感じた次第で。

いろいろ書きましたが、MCUとしては引き続き登場するアイアンマンですが『アイアンマン単体としての決着』を本作で行っているのでぜひご鑑賞してみてはいかがでしょうか。
※まだアイアンマン登場の物語は続きますが、出自からMCUの底を支えるキャラクターになるまでの決着ですので、それを頭に入れておくとそのあとのシリーズも楽しめるかもしれませんね。