サメを愛する女性ケイトは仲間をサメに殺されてから海に潜る事から離れていた。
しかし1年後、高額な報酬と過去を乗り越えたいという思いからケイトはとある親子のサメと泳ぐツアーのガイドをつとめる事にするが…というお話し。
一般的なサメ映画とは少しテイストの違った作品!
“サメ映画好き”の人だと物足りなく感じるかもしれないけれど、“サメ好き”には興味深い作品かもしれません。
物語の冒頭で語られる「気をつけるべきは“好きな事”だ。注意を怠ればそれ自身に身を滅ぼされる」という言葉が印象的でした。
好きなものはついつい多くを知った気になって油断してしまうもの。
だけれどそれは大きな落とし穴。
とりわけ大自然っていうのは、人間なんて意に介さないほど強大な存在。
普段見る美しい青空や穏やかな海、豊かな緑も、一歩踏み入ると突然牙を剥く事も。
畏怖の念を忘れた時、大自然は簡単に人間を滅ぼす。
CGじゃない本物のサメの映像はやっぱり大迫力で、その姿には美しさと恐ろしさを同時に感じます。
まさに大自然の両面を併せ持った存在のようでした。