なつそら

Miss ZOMBIEのなつそらのネタバレレビュー・内容・結末

Miss ZOMBIE(2013年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

【考察が多くてレビューがまとまらない…】

監督はSABU
私の大好きな監督の中の1人
代表作は「弾丸ランナー」「ポストマンブルース」と初期の作品はめちゃくちゃ好き!
最近では「砕け散るところを見せてあげる」が良かった。

そのSABU監督が撮った異色のゾンビ映画。
普段ゾンビ映画はあまり見ないですが、監督に惹かれて鑑賞。

ジャンルは全くゾンビ映画ではありません。
結構考えさせられる映画でした。

人を襲わないゾンビに対する接し方が様々で奥さんの接し方がとても気持ちが良かったんですが、息子が事故で亡くなってから色々展開していきます。

ここからネタバレです。






ゾンビは、元はウィルスに感染した人間なんですよね。
人を襲わないゾンビということであれば、見た目は別にして人間そのもの。
逆にゾンビに対する所業は人を襲う化け物そのもの。
どっちが人間でどっちがゾンビかわからなくなってきます。

セリフも説明もほとんどないので色々考察したくなる映画で、レビューがまとまらなくて難しい。

色の使い方は衝撃的。
ラストまでモノクロだと思ってましたから、ラストのカラー映像の変化にはびっくりしました。
あのカラーの部分は人間性を取り戻してるということなんだと思いますが、預かっていた医者はゾンビになった健一のためにゾンビの研究をしていて、彼女を実験台にして治療していたんでしょうか?途中、黒目じゃない時がありましたよね。
それか、母親からの目線でゾンビではなく、人間に見えたんでしょうか?よくわからないな。

また、自殺した母親を生き返らせようと、一生懸命噛みついていた健一に代わりに噛みついたゾンビが自殺したのは、その噛み付く行為がゾンビ化を進めさせて、人を襲うようになってしまうからと私は解釈したんですけどどうでしょう?

とにかく色々考えさせられるレビューが難しい映画でした。
やっぱりSABU作品好きだわ!
なつそら

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