たけちゃんマン

トランスフォーマー/ロストエイジのたけちゃんマンのレビュー・感想・評価

3.8
前作から数年。
トランスフォーマーが「戦争を持ち込んだエイリアン」として人間から追われている。
ある日、貧乏でダメ親父の自称発明家がボロボロのオプティマスを拾う。

相変わらず映像がクオリティが高く、観ていて楽しい。
ただ相変わらずストーリーは薄く、生命を軽視しすぎな展開が気になる。
友達を丸こげにする必要はなかった。

気になる点は多々あれど、過去作を踏まえても良い点もあった。
・トランスフォーマー通しの対決。
「前作までもあっただろ」と思うかもしれないが、今まではキャラが多い割にみんなあっさり死ぬし、だいたいオプティマス一強で物足りなかったが、今作はオプティマスを超える強さを持つロックダウンが登場して、ロボット通しの戦いに深みが出ていた。

・オートボットが(ほぼ)全員生き残る。
上記の通り、オプティマスだけ強く、他のやつは役に立たないしあっさり死んでばかりだった過去シリーズ。
今作は冒頭で死ぬやつを除いたら、まさかの全員生き残る。
特にあの葉巻のデブは、お茶目かつカッコよかった。
おもちゃ欲しい。

・人間側は一新。だがノリは変わらず。
前作までも、元政府の諜報員で悪役っぽいがそうでもないやつがいたが、今回も悪の金持ちっぽいけど、なんだかんだ憎めないおっさん登場。好きだぜ。

・オプティマススーパーマン
それにしても、このシリーズのオプティマスは、冷静な司令官ぶってるけど、急にブチギレて「地球人嫌いだ!」と言い出したり、急に口が悪くなったり、1人だけ当たり前のようにパワーアップしたり、「これから行くから覚悟しろ!」と宇宙まで飛んで行ったり、変なやつすぎて面白い。