梅崎春生の原作を、斎藤良輔、八木保太郎が脚色、山本薩夫が監督した反戦映画。八木プロと青年俳優クラブが製作、北星映画配給。脱走した軍医を追う鶴田。射殺命令が出ているが、岡田の気持ちが理解できるようにな…
>>続きを読む太平洋戦争の末期、フィリピンの日本軍は食糧弾薬ともに底をつきかけていた。前線の最高司令官(加藤嘉)は「それでも退却はしない、脱走者は許さない」とあくまでも徹底抗戦の構え。
脱走者のうちの一人の軍医(…
円谷特撮ファンにはこたえられない超豪華キャスト。電送人間ウルトラマンレオ怪奇大作戦。よってたかって地獄の黙示録じみた終末感に満ちた密室劇を展開してくれる。思弁にならずアクション寄りでライトな展開で上…
>>続きを読む鶴田浩二はいかにも山薩映画らしい厭戦的な主人公だが、自分を殺そうとした現地娘を犯した時点でその資格を失う。
あとは殺し合う”普通の日本人”たちが残る。
『地獄の黙示録』『戦場のメリークリスマス』を…
日本軍の内部腐敗についてのヒューマンドラマ。
系統的には「聞け、わだつみの声」とかあのあたり。
西村晃があいかわらず嫌なやつをやらされててなんかかわいそう。
脱走兵を連れてこい。無理なら射殺しろと無…
山本薩夫監督の未見作なので観た。
この映画、昭和20年の終戦間近のルソン島を舞台に、敗戦色の濃い中での日本軍の兵士たちの姿が描かれているものだった。1954年作品。
冒頭、フィリピンの林の中を移動…
行軍する日本兵たちのボロボロの姿は迫真。川で爆撃されるところすごかった。梯子で上下に伸びた部隊本部の構造がおもしろい
全員エゴ剥き出しなのはわかるのだが、信欣三以外、鶴田浩二(殺人を宣言している原…
題材が同じと言うこともあるだろうけど、野火に似てると思った
あと逃げた岡田英治演じる花田医師の処刑を命じられ、探しに行くと現地妻と暮らし、軍の価値観とは違う生き方をしているところなどは地獄の黙示録…