感情を完全にコントロールされてしまった気がして悔しかったです。
最初はコメディだと思っていました。。カナダの税関のシーンはわざと簡素にしているのか、少し安っぽく感じてそれが余計にコメディと思わされてしまいました。
その後の突然のエグいシーンでドキドキして、捜査をしない警察にヤキモキ、頼もしい刑事にワクワク、犯人の狂気にビクビク、結末にガハハハ。監督や脚本家に綺麗に踊らされてしまった気がして悔しかったです。
実は、ここだけの話ですよ。あまり大きな声では言えないのですが、一点引いて四点にしようと思いました。理由は少しムカデ人間という映画と似ていると思ったからです。
どちらも、自分の狂気(本人はそうは思っていないと思うのですが)をなんの関係性もないアカの他人にぶつけています。「やや!」と思ったのですが、作品が似てるという評価は観てる側のボギャブラリーの無さ、稚拙で浅はかな表現からくる恥ずかしい発言だと思うので踏み止まりました。
それにムカデ人間は、身体を弄られる側にあまりストーリーがなかったのに対して、この映画は弄られる側の下品で他人の気持ちを考えない人柄を出していたので、一点を引く理由がなくなりました。
家で甲類の焼酎を呑める事がいかに幸せかと思いました。