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夫婦フーフー日記のshunsukehのレビュー・感想・評価

夫婦フーフー日記(2015年製作の映画)
3.0
私は、死後にコウタの前に現れ、彼にやいのやいの言うユーコは、亡霊ではなく、彼自身がしばしば言っているように、コウタが頭の中で描いた像だと思う。コウタとユーコは時間をかけてお互いを理解し合いお互いの人生に欠くとこが出来ない人としてそれぞれを選んだ。コウタが居酒屋でユーコにプロポーズしたとき、ユーコはこみ上げる笑顔と共に「嬉しい」と言った。とても印象的なシーンだ。そんなコウタが息子のぺ~を得てユーコを失った後、コウタは息子と自分を守り、まともに生きていくために、自分の頭の中で、ユーコを蘇らせることが必要だった。コウタは頭の中のユーコに叱咤激励され奮闘努力し、ユーコに寄り添われ安らぎを得るのだ。コウタが求める限りユーコが彼から去ることはない。こんな幸せなことがあるだろうか。そのようなパートナーを得たいと思う、あるいは、そのようなパートナーがいることの幸せを噛みしめるような映画だった。
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