夜の片鱗の作品情報・感想・評価・動画配信

『夜の片鱗』に投稿された感想・評価

Kamiyo
3.7

1964年 "夜の片鱗(よるのへんりん)" 原作太田経子
 監督中村登  脚色権藤利英
フランスのシャルル・ルイ・フィリップの小説『ビュビュ・ド・モンパルナス』の舞台を、20世紀初頭のイタリアの…

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ここ数日、サアダーウィー『零度の女』に関する岡真理のテクスト群を読んでいたので、だいぶそれに引き寄せて観ていた。

ヨシエをフィルダウス、もしくはジャンヌ・ディエルマンと並べて語ることは必要そう。

今まで題名すら認識していなかったことを恥じます。
堕ちてゆく女とそれを救おうとする男。
そして脱出の最終列車を前に彼女は躊躇し、現れず。
永遠の映画のフォーマットですね。東京オリンピックの秋に
こん…

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yucca
3.8

歓楽街の派手なネオンの色彩がすごく良い。
そこには昨今のレトロブームの偽物では太刀打ちできない、本物の華やかさと下品さと空虚がある。

桑野みゆきの、台詞回しどころか発声から変わっていく転落演技が素…

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5.0
ヘビー感情移入で心ズタボロになったところで、夜の片鱗でしかないというやるせなさ。
このレビューはネタバレを含みます

主人公は、『ヨシエ』。普通の学生だったが、店の手伝いで、出会ったヤクザ、『エイジ』と出会い、恋に落ちる。その内、『エイジ』は、『ヨシエ』に、売春を、強要する。これは、『エイジ』の、所属する組の、方針…

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都会のいかがわしさを象徴する人工的なネオン管と元々蛍光灯の作業工として働いていた桑野みゆきには絶望的な因果がある。

そして男との関係ややくざ、貧困という要因も桑野みゆきを縛り付ける。目を背けたくな…

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こ
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このレビューはネタバレを含みます

@Prince Charles Cinema
ロンドンの映画館で桑野みゆきを拝めるなんて至福、、、、

天井から映す構図に慄く、傍観させられる、果たして自分の人生はどうか?
気がつくとエイジに情がう…

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なべ
3.9

 英国で3,000枚限定でプレスされた「夜の片鱗」(リージョンフリー)。松竹映画では珍しいヘヴィなトーンをもう一度味わいたいとは思ってたけど、買うほど好きかといわれると…。いや、ストーリー的にはむし…

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このレビューはネタバレを含みます
史上最強のバッドエンド、
日本じゃ典型的な話ではあるのかもしれないしまあ時代もあるからなんとも言えないけどにしても人生はうまくいかない

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