ファスビンダーならではの多様な作風に改めて驚く。フォンターネのドイツ文学の隠れた名作を、まるで小説を読むかのように章ごとの出来事をナレーションで区切って追って行く典型的な文学映画手法。多用される鏡像…
>>続きを読むなんだしっかり面白いじゃないか。
自由を求めたがそれが自分には合わなかった女。
通俗的なメロドラマとして観れないのはやはりファスビンダーが意図的にしているのか。
でも確かにこの作品はファスらしく無…
寝不足もあって撃沈。
原作未読だけどモノローグにしろセリフにしろ、原作の言葉が強すぎるように思う。
それでもハンナ・シグラのクローズアップの素晴らしさだけで満足。
モノクロームの美しさと、鏡を効果的…
ファスビンダーらしい露悪趣味や前衛演劇趣味は鳴りを潜めてハリウッド・クラシックを志向したと思われる正統派の文芸メロドラマだと思われるがセリフの一つ一つが長いので速攻で眠ってしまいその後も完全覚醒には…
>>続きを読むドイツの作家テオドール・フォンターネの1894/95の同名小説(邦題: 罪なき罪)が原作という事で、ストーリーはもちろん、モノクロ映像、ナレーションの多用、静的なショットなど古典的な世界観の中で、小…
>>続きを読むおてんば娘が母親の元彼と結婚し、
浮気して旦那と浮気相手が
決闘して旦那が勝ち、
娘を残して家を追いやられ
一人暮らしののち病死し、
本人の望み通りに旧性で
実家に葬られる話。
浮気のあたりをまる…
4Kリマスター版が劇場公開されたので渋谷にて鑑賞。
ファスビンダー作品をまとめた輸入盤DVD-BOXは持っていますが、流石に本作を英語字幕で見る気力はなく、ついに日本語字幕で観れる機会が来たかぁと嬉…
久々に観た。基本的に印象は変わらないが、以前より頭に入ってきた。
エフィが椅子に伏せての独白は、まったく正直で正しく、この世の卑小な者への呪詛に満ちていて沁みる。
最期のベッドで母に残すセリフは、…