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マリリン 7日間の恋のaaaakikoのレビュー・感想・評価

マリリン 7日間の恋(2011年製作の映画)
3.5
ローレンス・オリヴィエ役をケネス・ブラナーがやってると知って見たくなったのでした。
ていうか、ケネス・ブラナーがローレンス卿?はいはいシェイクスピアつながりねとか思って期待してなかったわたしがバカだった…めっちゃ似てた!往年のローレンス・オリヴィエぽかったよぉケネス・ブラナーすげえ!!最後の振り返った笑顔なんてめちゃくちゃローレンス卿だった…。
マリリン・モンローを演じたミシェル・ウィリアムズもすごかった。厚化粧を落とした素顔のマリリンという感じで、とても可愛かったです。

内容は、にわかローレンス・オリヴィエファンのわたしとしてはイライラする内容でした(笑)。彼と一緒にマリリンにイライラしてた。
でも、あのローレンス卿が、マリリンの才能をすごく認めていて、ラストのセリフとか、なんともいえない気持ちが込み上げてきました。
それは、演劇人であり、偉大な俳優であるローレンス・オリヴィエだからこそ、彼女のスター性を心底思い知ったんだろうなと。輝く絶頂期の彼女に対し、老いた自分。そんな俳優の思いも描かれていて、単なるマリリン・モンローの7日間の恋、それだけの内容で終わっていませんでした。良かったです。
ヴィヴィアン・リー、シビル・ソーンダイクといった女優たちがマリリンに優しかったのも良かった(まあ実在の人物をあまり悪人には描けないか…)。
オリヴィエとヴィヴィアン・リーの『美女ありき』を見たばかりだったので、なおさら楽しかった。

「あなたも偉大なスターですよ」と、わたしはローレンス・オリヴィエ卿に言いたいです。
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