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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスのRyuのレビュー・感想・評価

4.1
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーはソヴリン人の女王 アイーシャの依頼で、宇宙怪獣からアニュラスク電池を守る任務に就いていた。見事に任務完了した彼らは報酬として行方をくらませていたネビュラの身柄を引き取る。報奨金を貰うためにネビュラをザンダーに送り届けようとしていた道中、ロケットがアニュラスク電池をくすねていたことが発覚。ソヴリンの艦隊が襲撃してくる。絶体絶命のピンチだったが、謎の宇宙船が艦隊を撃破。ガーディアンズは惑星ベアハートに不時着。そこに艦隊を撃破した宇宙船がやってきて、中から現れたエゴという男はクイルの父を名乗る。

MCU第15作目。
冒頭から怪獣と戦っていて、宇宙感満載のロケーションもあり、ものすんごい映像を見せてくれます。オープニングはチビグルートが音楽を聴きながらステップを踏むというなんとも可愛らしいテイスト。てか、チビグルートが出演時間こそそんなに多くないものの、終始可愛いんですよね。
今回のストーリーはクイルのお父さんが現れて、さぁどうなる?って感じのもの。このお父さんを大物 カート・ラッセルが演じます。親子の感動の再会になりますが、父親とちゃんと喋ってみると、なにやらヤバい感じ。天人というものすんごい存在なので、その造形も終盤はとんでもな形となっています。他にもエゴの惑星だったり、映像もスゴく美麗で迫力あるものに仕上がっていて、IMAX比がまぁ映えます。今シリーズは映像だけでなく、音楽も良くて、作品の雰囲気としてはピカイチだと思います。
ガーディアンズたちの掛け合いもおもしろくてクスッとなる場面もそんなに珍しくないです。このコミカルな感じも今シリーズの大きな魅力の一つと言えるでしょう。
カート・ラッセルがクイルの父親として出演していますが、他にもシルヴェスター・スタローンがちょろっとだけ出てますし、終盤にはミシェル・ヨーや「ミッションインポッシブル」シリーズのルーサー役でお馴染みのヴィングレイムスがラヴェジャーズの初期メンとしてチョイ出演しています。あと、頭だけのロボットの声はなんとマイリー・サイラスが担当してるんだそう。そしてデビッド・ハッセルホフが本人役で登場。パックマンが出てきたり、ちょくちょく80年代くらいに刺さってくる要素も見受けられました。
終盤の展開は王道だけど間違いなく、泣けてきちゃいます。クイルとヨンドゥの関係の深さがさらに涙を誘発させます。これは間違いなくヨンドゥが持ってっちゃいましたね。
前作もかなり良かったですが、さらにパワーアップした作品に仕上がっていたと思いました。
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