小さな集落が生きるために保ってきた、「講」という組織と「結」という制度。教科書でしか目にしない、日本古来の共同体が確かに息づいている土地の有り様を、ごく平凡なシーンだからこそ、克明に描かれて胸に迫る…
>>続きを読む震災前の南三陸町を描いているという点で貴重な作品だが、あくまで主題はそこにはない。
ここで取り上げる戸倉地区には「契約講」(講)という自治組織がある。講は集落ごとに形成され、イベントや会議などの話…
ドキュメンタリー映画の手法をとりつつ、その本質はすぐれた民族誌映画です。
フィールドに入ってカメラを通じて人々の営みを描き出しただけの作品とはわけが違うし、被災地の記録とはそもそも目指すものが異なる…