櫻イミト

女番長ブルース 牝蜂の挑戦の櫻イミトのレビュー・感想・評価

2.5
東映京都の女番長(スケバン)シリーズ第二弾。第一作に比べると鈴木則文監督の古巣だった任侠系の色が強く割と真面目に作られている。ギャグ要素は少なく、池玲子・杉本美樹コンビは演技の上達が見られる。しかし任侠ものではなく現代が舞台で、暴力団に堅気の若者が次々殺されるのは違和感が大きい。良いカットもあるのだが、まだシリーズの路線が固まるまでの途上作と感じた。鑑賞済みの第三作「女番長ゲリラ」(1972)は主演が杉本美樹に変わりぐっと良くなる。
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