matchypotter

いつだってやめられる 7人の危ない教授たちのmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.9
さぁどんどんいくぞ。
3部作×4シリーズ、ぐるぐるローテーション。
Part.Ⅶ。1週目③。『いつだってやめられる』。

ずっと前から気になってて、Clip!してたのをこれを機にようやく観ることに。

期待通り面白かった。
オープニングがオフスプなのテンション上がった。

何の話かはよく知らなかったけど、学者たちが番狂せ下剋上的なことをするイタリアのコメディ。

神経生物学者。なかなか聞いたことない学問。
その研究に命を捧げてきた主人公の男。
研究しながら大学で臨時教員したり、個人塾の講師をしたり。

だけども、うまいこと収入が入らず、挙げ句の果てに研究が難しすぎて干されてしまう。
彼女にも見放されることを恐れて万事問題ないと嘘をついてしまう。

でも現実問題で失業して一文無し。
そのドタバタの最中に思いついたのが、、、“麻薬の製造と密売”。

自分が学んできた学問を総動員して、合法的な物質で精製する“混ざりっ気なしの上質な合法麻薬”を売り捌くことを思いつく。

そして、その精製、販売、マーケティング、収支管理、を同じく別の学問で権威にもなりかけていたのに干されている研究者仲間に声をかけて“ギャング団”を立ち上げる。

それで一攫千金で、みんなでお金を稼ぎ、研究資金にして、自分たちを干したヤツらを見返してやろう、俺らは『いつだってやめられる』。

、、、のはずが。

その道の学問ではとんでもない知識とスキルを持ってる男たちが、1人の神経生物学者に乗せられて、あれよあれよと、、、。

テンポも良くて、学者ならではの気付きがあったり、発想による言動があって、とても楽しかった。

ただのうだつが上がらない冴えない学者の寄せ集めが、まさかの麻薬密売の本業のマジのギャングに目をつけられて騒動に発展していく。

さらに、自分の精製した成果物の実験だと言って、自分で試し始めて薬物依存症になってハメを外し始める仲間も現れたり、怪しまれないように普段の生活スタイルを変えるなと言い聞かせても贅沢する仲間も出たり。

そんなハプニングを乗り越えながら、学者の知識の最大活用で、あくまで“薬物自体は合法”、だけど、どんどん“非合法”な騒動が近づいてくるコメディ。

これ、2作目、3作目と、どんどんエスカレートしていくのだろうか。

既に薬物が出てきたけど、どこまでいくのか。
『ハングオーバー』とか『〜ヒャッハー』的なノリならではの予測不能なジェットコースター感もあってなかなか楽しめた。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
『matchypotterと映画の秘宝』
https://matchypotter.com/
作品単発のレビューはここでやっているので、こちらは企画記事メインに挑戦したいと思います。
皆さん、時間がある時にでも見に来てください。
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○


F:2604
M:9460
matchypotter

matchypotter