飛び級でハーバード大学を卒業し、仕事もせず、友達もいない、読書ばかりしているキャリーが、6つの課題をクリアして人生を変えていくお話。
僕も本を読むのが好きだからキャリーの気持ちはすごくわかる。キャリーは頭が良いし、読書量が膨大だから知識は豊富。でも、頭でっかちで経験が不足しているといった感じ。
作中で出てくる6つの課題は「動物を飼う」、「デートをする」、「友達を作る」といったどれもありきたりなものばかり。フィクションとしてもストーリー的にもそれぞれの課題が「本当にこんなことやる意味あるの?」という意味不明なものばかりで、最後にキャリーがそれらの意味に気づくというものにした方がいいかなあと思っていたけれど、本作の課題はどれもベタなもので、だからこそキャリーにはそれらが圧倒的に不足しているから経験させたいという意図だと考えると納得できた。
ベタな経験(友達を作る、恋をする、仕事をするなど)はすればするほど絶対に糧になる。そういう意味で僕はベタだけれど、逆にリアルだなあと思った。
以下は個人的なメモ
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「君はすぐ否定する」
「いいえ」
めちゃくちゃ自意識過剰やん笑
「1日中ベッドにいても幸せになれない」
「いつかは誰かに心を開いたほうがいい」
本の趣味が一緒やん。
知識は豊富
「まだやりたいことが定まってないの」
「デートすると余計に孤独になることは学んだわ」
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