昔の中国で、何かと何かの勢力が対立している、と言うことは分かりましたが、込み入ったところの説明は全くなく、ストーリーにはついて行けませんでした。アクション・シーンでは切り替わりが多いためか滑らかに流れずギクシャクしてとても観にくかったです。剣の音とか刃の輝きとかでなまくら感を感じてしまい、こんなので切れるのかよ、と思ってしまいました。主人公の沈煉は表情に乏しく、それに反して情緒的でヒロイズム過多。終盤「全部、俺のせいだ」って叫ぶ場面がありますが、私は、そうだよ、と思うだけでした。ストーリーについて行けるという意味で、中国人か、もしくは、中国の歴史に相当詳しい人向けの映画だと思います。