鑑賞記録
田舎のカトリック系高校に在学中のクリスティン(自称“レディ・バード”)は大都会への暮らしに憧れてNYの大学を目指していた。高校生活最後の一年を迎えて、恋や友情、家族との関係が大きく彼女の前に立ち塞がり、彼女の高校生活は激動の一年になっていく...というお話。
『THE 思春期(SHISYUNKI)映画』
誰しもが一度は経験したであろう、ちょっとした事による親との衝突や親と同じ空間や親の目から離れて早く解放されたいという気持ちや、学生時代で“人生”とは何かさえ分かっていない青二才の塊なのに見栄を張って意気がる所がすごく共感や過去の自分に思っ切り当てはまっていて、思春期真っ盛り女子高生のノンフィクションと錯覚してしまうほどでした。
多分、この経験を現在進行形で体感している若者よりかは経験をした社会に出ている上の世代が染み染みと心にくるんじゃないのかな？
また、巣立ってから1人になってようやく、親の有り難みに気付くのもあるあるで、自分ではそれを“思春期の代償”だと称しています(笑)
今は『親ガチャ』とか言われてる時代だけど、大多数の親は大人の皮を被った感情に流れやすい半人前であり、それでも子供に時には慈愛をまた時には厳正を教えて与えてくれる世界で一番近い味方でもあり、やっぱり大事されていることを認知し、感謝の気持ちを焦ったくせずに素直に伝えるということを改めて教えてもらった気がしました。
それでも“人生は一度きり”
『やりたいようにやる、それが“青春”！』
『やらずに後悔するよりもやって後悔しろ！』
と、青春の謳歌を後押ししてくれるパワフルな作品でありました。
