OSHO

バジュランギおじさんと、小さな迷子のOSHOのレビュー・感想・評価

3.9
エンタメ映画として観たら十二分に面白いけど、
もっと宗教とか、国とか、そのなかでの親子愛とか扱う名画だと思って見始めたので、冒頭はかなり違和感だった。

6歳の口のきけないパキスタンの少女が、インドで迷子になってしまう。
たまたま少女を見つけたインド人のバジュランギおじさんが、少女をパキスタンの家まで送り届ける話し。

そのなかに恋愛や激しいバトルシーン、歌やダンスのシーンも入れた、なんでもありのごった煮のようなエンタメ映画になっている。

お涙頂戴もの的な、感動させようとするシーンはかなりあざといし、
出演者の多くが美男美女、特に6歳の少女は可愛すぎるし、
ストーリーにリアルさはない。
あくまでお涙頂戴もののエンタメとして観るべき映画。

あと『スラムドッグ・ミリオネア』もそうだけど、インドが舞台のこの手の大作映画は、最後、国民を巻き込む形にしがち…とも思いました。
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