kanaco

パディントン 2のkanacoのレビュー・感想・評価

パディントン 2(2017年製作の映画)
3.9
イギリス児童文学『くまのパディントン』の実写映画化第二弾。パディントンの穏やかで誠実な性格や可愛らしいデザイン・美術はそのままに前作よりスケールがパワーアップした印象!何が起きても最終的には「ご機嫌でハートフルになれる大団円を迎えるであろう」という安心感があってハッピー&ハッピー💕(140文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

サンエックス人気キャラクターのプロフィールを読んで、マイリストから見る作品をチョイスするシリーズ(ご興味のない方すみません)⑧

2003年9月発売〈リラックマ〉
サンエックスを代表するキャラクターの一角〈リラックマ〉。丸みのあるブラウンボディに、吸い込まれそうな円らな瞳。リラックスしている“ゆるーい”感じがCUTEなキャラクターです。そんな彼(?)はOLのカオルさんの家にいきなりおじゃましたまま、お世話になり続けているそう。居候するも何か役立つことをするわけでもなく、毎日ゴロゴロしているだけの、着ぐるみのクマさんだということです。

…………(ㆆ ㆆ )??
…………( д) ゚ ゚ 着ぐるみ!?!?

25歳OLの家に突然転がり込んだファスナー付きの着ぐるみ??え?ホラーじゃないですよね??ちなみにその中身や正体は分からないらしい…。

つまりメソみたいなこと??🤔

なお、クマ以外の着ぐるみを着ていることもあるらしいです。リラックマとセットな印象のある、白くて小柄なコリラックマもどこからともなくやってきた、リラックマとは知り合いでもなんでもない謎のヤツらしい。もちろん本物のクマではないらしい…。

奥深し、リラックマ界隈🤔✨

最初は『コカイン・ベア』とか『プー あくまのくまさん』にしようかと思ったのですが、なんだか「さすがにハードかな…😂」と思ってやっぱり癒し系の可愛いクマさんが主人公の映画にしよう…ということで本作品をチョイス(つまりは全然関係ないってことです🥳)!

※過去MARKしたものを、今の記載方法に修正・加筆したものになります。

◆あらすじ◆
クマのパディントンはロンドンにある街ウィンザーガーデンで、居候をさせてもらっているブラウン一家と幸せに暮らしている。誰にでも親切で気さくな彼は街の人々からも好かれ、楽しい毎日を送っていた。ある日パディントンは、ペルーのジャングルで幼い自分を育ててくれた大好きなルーシーおばさんが100歳の誕生日を迎えるため、プレゼントとしてロンドンが描かれている素敵な仕掛け絵本を贈りたいと思いつく。そして絵本を買うために色々なアルバイトを始めた。そんな中、店から絵本が盗まれてしまう事件が発生。犯人を見かけたパディントンは犯人を追うが逃げられてしまい、さらに犯人と間違えられて警察に捕まってしまう。ブラウン一家は無実のパディントンを助けようと様々な思考や策をめぐらすが…。

❶イギリスの児童文学「くまのパディントン」のハートフルな実写映画化の第二弾!

イギリスの児童文学「くまのパディントン」。赤い帽子に青いダッフルコート、手にはトランクを持って遠いペルーのジャングルからやってきたキャラクター。マーマレードが大好物。YouTube動画で公開された〈エリザベス女王在位70周年を祝い〉にて、パディントンとイギリスのエリザベス女王が宮殿で仲良くお茶会を楽しむという動画を見たことがありますが、それほどにポピュラーなクマさんです🐻

本作は実写化第2弾。故郷のペルーを離れて今はロンドンで暮らしているパディントンが、遠く離れた地にいる自分の育て親である叔母さんに誕生日プレゼントを贈るため、困難に遭いながらも奮闘するというストーリー。パディントンのドジっ子ではあるものの穏やかで誠実な人柄(熊柄?)と可愛らしいキャラクターデザインはそのままに、前半戦ではパディントンのドタバタな日常トラブルが描かれ、後半は盛り上がりに向かってスケールがUPする冒険パートとなっています。1作目と比べると全体的にパワーアップした印象!

『パディントン』シリーズは風景、建物や内装、小物などの美術デザインやカラーリングがとても可愛いのですが、今作でも同様で映画のシーンどこを切り取っても絵葉書になりそうな“映え”は魅力的です。物語もパディントンがとんでもないトラブルメーカーでその被害が少し笑えない範疇であったり、外部からの攻撃で色々な困難に見舞われたりしても「最終的にはご機嫌でハートフルになれる大団円を迎えるであろう」という安心感があり、ハッピー&ハッピー✨癒されるコメディ作品に仕上がっています。

パディントンを家族として受け入れている、人間のブラウン一家も相変わらず温かいし個性的だし活躍します。今回のヴィランはヒュー・グラント。ヴィランらしくヒドい奴ですが、完全には憎めないようなユーモラスも持ち合わせる「らしい」悪役がピッタリという感じでした。

❷〈親切〉〈誠実〉が最強の武器という、鑑賞してホッとしてしまう世界観に癒さる

パディントンのキャラクター性は「やっぱりいいなぁ」と思います。ザ・主人公。パディントンは恐るべきトラベルメイカーではあるものの、とても礼儀正しくて誰にでも隔てなく紳士的に接する、誠実で優しいクマです。彼は大好きなルーシーおばさんから教えてもらった言葉を大切にしています。

例えば『親切な人に、世界は優しい』ということ。パディントンは誰に対しても親切を惜しみません。周りの人々もそんなパディントンを愛しとても親切にしてくれますし、例え親切ではない人がいたとしても、周りの人が代わりに親切にしてくれます。

それに『どんな人にも、必ず良いところはある』ということ。それを知っているパディントンは〈その人の良いところ〉を見つけるのが上手です。見た目だけが全てではないことを知っているから、物怖じすることがありません。だから周りは影響されて〈親切の輪〉は広まっていくのです。

パディントンの住む世界にすら“悪い人”はいるわけで、これらの温かい心がけを貫き通すのは「現代」なら殊更に難しそうで〈通用しない世の中〉である気がしますが、それが通ずるこの映画の中のハートフルな世界観は、見ているととてもホッとします。

🐻💕🐝「ただし、パディントンのドジっ子ぶりは“くまのプーさん”の比ではありません。プーさんはドジが自分に返ってきても可愛い調子でコテンと転がっているくらいなので「あらあら、まぁまぁ😊💕」って感じですけど、パディントンは周りへの被害が大きすぎてシャレにならない金銭損にも絡んでくるので「アーーッ😱😱」ってなります😂おそろしや…」
kanaco

kanaco