絶対の客人

世界の涯ての鼓動の絶対の客人のレビュー・感想・評価

世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)
3.8
恋人が磁石人間から読心術の学園教授に乗り換えた話…だと思って観てみると、また違った見方ができて面白い♪


ヴィム・ヴェンダース作品は【誰のせいでもない】に続き2作目だけど、全然嫌いじゃないしむしろ好き♪全く飽きずに観れた♪

特に中盤までの、2人に愛が生まれてからまるで深海の如き深さまで落ちてゆく演出&演技が秀逸!それがその後の、観てるこちら側にまで伝播してくるほどの孤独と死への恐怖を引き立てた。

ただラストだけ、「ん?それでいいのか?その終わり方で本当にいいのか?ダメなんじゃないか?いやダメじゃない気もするぞ?どっちなんだ?」と、ずっと自分に問いかけ続ける終わり方だった♪

それも踏まえてヴィム・ヴェンダース!

好き嫌いはハッキリ別れるだろうが、あくまで自分は嫌いじゃない♪


ちなみに、序盤の暗い部屋に一人拘束されたジェームズの姿が、今にも最終形態(ビースト)に変身しそうでちょっとワクワクした♪

話は最初に戻るが、ジェームズ・マカヴォイ(今作で恋人役)とマイケル・ファスベンダー(実際の旦那)が【X-MEN】で共演した際、この作品と役について2人の間でどんな会話があったのか…超気になる♪

…なんてこと言ってたら、パンフのマカヴォイのインタビューでその事について軽く触れられてたので、興味がある人は是非♪