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ブラック・スワンのtakaのレビュー・感想・評価

ブラック・スワン(2010年製作の映画)
3.8
最後は自分との闘い

模範的な完璧さを目指してきたため優等生的演技しか出来ないでいた主人公ニナの苦悩を描いたボディホラー
ライバルや母親からの圧などあらゆるプレッシャーに押し潰されそうになりながらもプロ根性を見せて高みの境地に至るクライマックスがスゴい

ゾーンに入るというのはこういうことか
破滅思考を逆手に短命でも一夜の輝きに賭ける姿は、後先考えず"ある一瞬"に全力を捧げるあらゆる分野のプレイヤーと重なるし、若くして亡くなったミュージシャンたちのことも想う
この映画の題材はバレエだけど精神はパンクだった
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