向こう側からの作品情報・感想・評価

向こう側から2002年製作の映画)

De l'autre côté

3.6

『向こう側から』に投稿された感想・評価

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【シャンタル・アケルマン】
2012年発、評論家が選ぶ史上最高の映画トップ50 (「BFI(英国映画協会)」発表)
35位。ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン
【 監…

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薄荷
5.0

さっき、メキシコシティのゾンビの日のニュースを見た。

珍しく劇伴(音楽)があった。

ルールがおかしいとき、ルールを守っても守らなくても死ぬときどうしたらいいか、どうして彼らの神様は教えてくれませ…

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mi
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画面の外で起こる何か。喧騒、生活、砂利を踏むタイヤ、語る人、言葉に詰まる瞬間、柵、柵柵柵、責め立てるように照らす照明。境目のそばで生きること、その向こう側を想像すること。息づかいをあわせてしまう。地…

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bn
3.8

話の内容が全然覚えられなかったけど、話ぶりとか状況がすごく印象に残る。オーディオセットとブラウン管のテレビの前に座るおばあちゃん。あまり泣かない。ボスみたいなライティングの人、食堂のおじさん。消失点…

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ak
3.9
アケルマンの水平ショットがborderを捉える
写された人の不在、両側からの語りが残る
無から来て無に帰るという言葉が重い
Sari
3.8
このレビューはネタバレを含みます

シャンタル・アケルマン監督『向こう側から』鑑賞。『東から』『南』から続くドキュメンタリー3部作最後の作品。2001年9月11日直後、メキシコをはじめ中南米からアメリカ合衆国に超境しようとする不法移民…

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アケルマンのドキュメンタリーは人や出来事との距離感というものが学べる気がする

ドキュメンタリーとして徹底的に誠実。ボーダーについての何かを見るたびに、語られる内容に反して風景にあまりに人の気配がないことに毎度虚をつかれる。越境者たちはどこまでも不可視化されていて、スコープを通…

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撫でるような横移動ショットに身を任せているうちに、"向こう側"の声が聞きたくなってくる。いざ聞いてみると、壁ほどあからさまな分断はないように思える。
5.0

物凄く2000年代、『隔てられた戦争』『アワーミュージック』的なものを感じる最後の暗視スコープ越しの映像に戦慄する。『東から』『南』と作品を重ねるにつれて、どんどん口数が増えている(実際音楽やインタ…

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