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浮雲のありがとうのレビュー・感想・評価

浮雲(1955年製作の映画)
3.2
おそらく林芙美子の原作自体が全く自分の好みじゃないんだけれども、それでも「っぽく」仕上げてくるんだからスゴイよなあ。だって偽善でも偽悪でもなく「所詮人間こんなもの」ってのを淡々と描くんだもの。ただし、監督や役者の力量には唸るけれども、ストーリー自体、素材自体が、どうにもこうにも。共感できるような、できないような。わざわざ映画化するほどか。あえて見たくなるものか。かといって、芸術だの、高尚なことを宣っているわけでもないしなあ。意図わからん。
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