【「きれいは汚い、汚いはきれい」】
※12ヶ月のシネマリレーリバイバル上映
「きれいは汚い、汚いはきれい」は、シェイクスピアの「マクベス」に出て来る占い師の言葉で、有名なセリフだが、この作品もそういうことを思い起こさせる。
世の中は勧善懲悪でもなければ、悪が必ず勝利するといった絶望的な場所でもないという、リアリティをファンタジーストーリーにしたものだが、為政者が何かを成し遂げようとすると自分の努力の他に、多くの犠牲が必要で、それを理解しない限りは盤石とはならないし、人々は幸福でもないと云う中世ヨーロッパの人々の見方を表した作品だと思う。
でも、子供には分かりづらい......気がする。
