がんさ

オリエント急行殺人事件のがんさのレビュー・感想・評価

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)
2.5
🔸24年のけじめを早くつけたい。

スーシェのドラマ版に親しんだ身としては、どうしても比べてしまう…

・原作は、謎解きに重点が置かれる。複雑なパズルのように完成したら、即おしまい。淡白なのだ。

・89年から20年近く続いたドラマ版では、ラストが大きく異なる。

ポワロは法治の絶対を訴え、一方で自らが下した善悪への判断に対して、悔しさをにじます。主演のデヴィット・スーシェの最後の割り切れない表情が印象的だ。

・本作はどうなるのだろうと思っていたが、ラストでポワロが与えたのは、心の平安。いい話風にモノローグが入るのだが…それは復讐の肯定だ。

本作のポワロはどんな信念の持ち主なのか、そこが分からなかった。

〜〜〜

・ルック0.5
・シナリオ0.5
・役者1.0豪華、色んな意味で。
・深度0.5
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