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楳図かずお恐怖劇場 蟲たちの家のunkoのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

DVDをレンタルで。
原作同名楳図かずお。ドッペルゲンガーの時の黒沢清が映像化。

意外と多い黒沢映画の西島秀俊。
作中でも話されているけど、カフカの「変身」のような話。
蓮司(西島秀俊)、ルミコ(緒川たまき)は夫婦関係が破綻していた。互いにどこまでが嘘で真実なのか、片側ずつから話を聴く内田朝陽と白田久子。観ている側も困惑する構成になっている。

本作観る前に楳図かずお本人の解説が流されるので、その通り。人間関係の不和が家庭内で発生した鬱憤をホラーとして昇華すると‥、という話らしい。

これを映像化すると、こうなるよなという感じ。途中白田久子が階段から死体が飛び出すシーンは非常に怖くて(若干、呪怨を意識してしまった)、その後に出てくる存在を想像する間も絶妙。
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