ヒロインの梶芽衣子の被虐度とぐちゃぐちゃしたムードが増村保造らしい趣向。かつての溝口健二の『近松物語』のような品格・風格はもはや皆無と言っていい。
歌手の宇崎竜童も決して大根ではなく割と「演技」し…
ずっと徳兵衛のことを松田優作やと思ってた
なんて熱苦しい宇崎竜童みたいな演技してるなと思ってた
エンドロール見たら宇崎竜童やった
九平次が今のイメージとは全く違う橋爪功だし 見終わってからもサ…
梶芽衣子、美しいのは勿論、滑舌よく表情キマりすぎ。宇崎竜童、殆ど台詞が棒読みなのだが、熱血な感じが出ているのは良い。二人の演技がわかりやすいお陰で物語に入り込みやすく、それでいて増村保造持ち味の粘っ…
>>続きを読む増村保造監督作品。ATG映画にしては、比較的クセはないが、面白い作品だった。想像していたより、バイオレンスだった。「曽根崎心中」は日本史か国語の授業かで名前は覚えたが、どんな内容かは詳しくは知らなか…
>>続きを読む時間の厚みに付き合わせるための、切り返しでもショットを変える増村のカット割
その中の暴力や音楽が、棒読みにも関わらず、『曽根崎心中』を過剰なものに
@国立映画アーカイブ
第46回ぴあフィルムフェス…
増村保造監督、梶芽衣子・宇崎竜童主演。
近松門左衛門作の言わずと知れた浄瑠璃の同名演目の映画化。
なんだかんだ曽根崎心中の内容を初めて知った。
流石は浄瑠璃原作なだけに何たる悲劇。
終盤に差し掛か…
トークを聞いてしまったのもあるが梶井芽衣子の気合いと命をかけるぐらいのテンションを感じられる。
でも決して満足しなかったという色んな条件の中で映画の作ることの難しさを改めて実感する。
19日とは思…