【もうひとつ深みが欲しい感じ】
原作としてはずいぶん前のものなので、背景を示さない二項対立のためか、史上最高の興行収入の作品とされるわりには、物語に深みがないなどの批判もあった作品だ。
同じ年には「エンドゲーム」も大成功を収めていたが、これも二項対立の果てに何が残るのかといった疑問を突きつける人がいたように思う。
最新作「ムファサ」の先行上映を勢い余ってポチってしまったための予習......だったのだけれども、超実写版というリアルさは楽しめたが、やはりスカーの人物像(敢えて、こう表現しています)などもう少し肉付けして悲哀も含めてカタルシスを刺激する方が良かったように思える。
昔話も含めて、こういうタイプの話って日本にも結構あるよなって感じだろうか。
多くの動物が仲良く暮らすだけではダイバーシティには不足なのかもしれない。
ごめんなさいね。