イギリスのロックバンド「クイーン」のボーカリストで、エイズで亡くなったフレディ・マーキュリー(出生名はファルーク・バルサラ、 1946. 9.5 - 1991.11. 24)の半生を描いた伝記映画。
原題: Bohemian Rhapsody
(2018、2時間15分)
バンドのメンバーとの確執、同性愛者としての恋愛模様を盛り込み、1985年のウェンブリー・スタジアムにおける「ライブエイド」でのステージで終わる。
~登場人物~
①主人公と友だち、恋人
・フレディ・マーキュリー(ラミ・マレック):主人公。アフリカのザンジバル生まれ。 ゾロアスター教徒ペルシャ系移民。
・恋人、メアリー・オースティン( ルーシー・ボイントン):ブティックの店員。婚約するが、別れる。終生の友人。
・メアリーの新たな恋人→夫(後離婚)、デヴィッド(マックス・ベネット)
・メアリーの父親(ニール・フォックス=ロバーツ):ろうあ者。
・終生の恋人、ジム・ハットン(アーロン・マカスカー):ゲイ。
②家族
・父、ボミ・バルサラ (エース・バティ):厳格なゾロアスター教徒。
・母、ジャー(メネカ・ダス)
・妹、カシミラ(プリヤ・ブラックバーン)
③バンドのメンバー
・前任(「スマイル」時代)のボーカル、ティム・スタッフェル(ジャック・ロス)
・ギタリスト、ブライアン・メイ(グウィリム・リー)
・ドラマー、ロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)
・ベーシスト、ジョン・ディーコン(ジョゼフ・マゼロ)
④音楽関係者
・EMIのA&R、ジョン・リード(エイダン・ギレン):クイーンを発掘。
・担当マネージャー、ポール・プレンター(アレン・リーチ):アイルランドのベルファスト出身。フレディと恋人関係になる。
・新しいマネージャー、弁護士、”マイアミ”/ ジム・ビーチ(トム・ホランダー)
・EMIの重役、レイ・フォスター(マイク・マイヤーズ)実在しない人物。
・ボブ・ゲルドフ (ダーモット・マーフィ):ライブエイドの主催者。アイルランド出身。ブームタウン・ラッツのボーカリスト。
「俺はバイセクシャルだ。
あなたはゲイよ」
「恐がる必要なんかない。あなたは愛されてる。ここの人たちはあなたのことを気にかけない。家に戻って。ここにいてはダメ」
「俺たちは家族だ。家族だったらケンカする。しょっちゅう」
~登場するクィーンの曲(一部)~
・Somebody to Love/愛にすべてを
・Killer Queen/キラー・クイーン
・Bohemian Rhapsody/ボヘミアン・ラプソディ
・You’re My Best Friend/ マイ・ベスト・フレンド
・Crazy Little Thing Called Love/愛という名の欲望
・We Will Rock You/ ウィ・ウィル・ロック・ユー
・Under Pressure/ アンダー・プレッシャー
・We Are the Champions/伝説のチャンピオン
・Don’t Stop Me Now/ドント・ストップ・ミー・ナウ
・The Show Must Go On/ショウ・マスト・ゴー・オン
「アフリカ難民救済」を目的として、1985年7月13日に行われたチャリティーコンサート「ライヴエイド(LIVE AID)」は、まさに歴史的なコンサート。
主催はボブ・ゲルドフと「ウルトラヴォックス」のヴォーカル、ミッジ・ユーロ。
バンド・エイドの成功に触発されてアフリカの飢餓と貧困を解消する目的で作られたキャンペーン・ソングが、マイケル・ジャクソンとライオネル・リッチー共作(プロデュースはクインシー・ジョーンズ)による「ウィ・アー・ザ・ワールド」(We Are the World)。
今の時代も、飢餓と貧困と難民、そして、戦争で苦しんでいる人たちを救済するためのコンサートが必要だ。