春とヒコーキ土岡哲朗

心の力の春とヒコーキ土岡哲朗のレビュー・感想・評価

心の力(1931年製作の映画)
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山崎バニラ氏による活弁で鑑賞。
既に完成してる映像だけでなく、活弁士のテンポの良さも映画に影響するのが新鮮で面白かった。映画自体は言葉がない分、動きだけでも展開が分かるように作られていた。
今の我々からしたら滑稽な昔のアニメだなという部分を、バニラ氏がツッコミながら進むのも面白かった。
アニメの動きが今よりはぎこちないんだけど、それはそれでぎこちなくても次の動きに行ってしまうところがハイテンポに見えて小気味いい。猫や犬などのキャラも良く、ストーリーも楽しさと「強い心を持ちましょう」という教訓があって、簡潔だし見応えがあった。