人の、罪の意識や絶望に想いを馳せる能力は、希望を理解する力と同じものかも知れない
人間の絶望や、あまりにも深い悲しみを理解するということは、
自分の生きる価値を分かることに繋がるという希望を持ちたい
最後の数分間に魂を揺さぶられる———久米宏
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相手が本当に友達なのかが不確かであるように、
心の傷もまた相手にとって不確かであるという深淵を『友罪』は直視させる———松崎健夫(映画評論家)
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若き心の錆をこんなにも痛ましく、こんなにも狂おしく痛烈に象った
生田斗真、瑛太、夏帆 3名の役者は日本映画界の宝だ———モーリー・ロバートソン(タレント)
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友達の過去に少年Aのような大罪があったら、許せるだろうか。
日常生活に戻るのが難しい衝撃的な映画———草薙厚子(ジャーナリスト)
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罪が繋いだふたりの友情を、否定できずに見守る僕がいました。
生きることの意味を問う真摯な映画です———木山裕策(シンガー)
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喪失感を持った人間が共有するものが絡み合い解かれ、綾を成していく。
うまい!!毒気と時間のずれも魅力的だ———立川直樹(プロデューサー/ディレクター)
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人の命を奪った少年は、罪を背負うことができるか。
自分が壊した人々の人生を思い続けることができるか———藤井誠二(ノンフィクションライター)
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現職時代の事件が頭を過る。
罪とは何か?罰とは何か?
命の尊さ、償いとは?
答えのないテーマに改めて
考えさせられた———小川泰平(元神奈川県警刑事 犯罪ジャーナリスト)
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ポジティヴな映画だ。眠りから見棄てられた人々がいる。過去にうなされるのだ。
彼らは私達に他ならないと気づくとき、人生の悪夢の終わりが始まる———宮崎哲弥(評論家)
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許すか、許さないか、悩みながら見始めた。
やがて、どちらかに決めようとする自分の傲慢さに気付いた———武田砂鉄(ライター)
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ひとりで背負うには重過ぎる罪、そして過去。
それらを背負って生きていくには、誰かの支えが必要———阿部恭子(NPO法人WorldOpenHeart(加害者家族支援団体)理事長)
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そういう人と交わらないようにしてきました…。
「赦」せない者が僕らの側にいたら、という甘いタラレバ話では済まされない、
切実で、息をつかせないほどピュアな人間模様である———ロバート キャンベル(国文学研究資料館長)
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人間は間違いを犯す生き物。犯した過去にどう向き合えばいいのか。
ドキドキ、ズキズキしながら観た。この映画すごい!———鎌田實(医師・作家)
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この映画には「被害者から逃げ、社会から逃げては、真の更正も社会復帰もない 」
というメッセージが込められていることに気づいてほしい———諸澤英道(世界被害者学会理事、国連被害者問題専門委員)
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青年の間に生まれた友情と圧倒的な孤独に惹かれました。
映画だからこそ描けた「その先」の視座
すごい。でも、何も言えない。コメントを求められ、そう言うしかなかった。
原作は、神戸連続児童殺傷事件の「少年A」がモデルです。あの事件は、僕も神戸で犠牲者のお父さん、お母さんにお会いし、自でお線香も上げさせていただき、その後、手紙のやりとりもさせていただきました。「報道ステーション」でニュースキャスターとして12年、常に被害者側に立ってきた。でも、どこかで迷いや葛藤がありました。被害者側に立つのは当たり前だけど、それだけでいいのか。加害者を、自分と無関係な「怪物」と片づけてしまっていいのか。
リアルなニュースを扱う現場では、加害者側の立場を考えるなんて許されない。でも、映画ならそれが出来る。「その先」の視座は、映画に求めるしかない。瀬々さんはそれを、よくぞ描いてくれた。すごいと思います。
罪を見つめて、見つめて見えてくる光
瀬々さんの「ヘヴンズストーリー」は4時間33分の長編ですが、僕は47回見ています。瀬々さんの描く圧倒的な孤独に惹かれるんです。ひとりぼっちという意味じゃなく、人と人との間にこそ生まれる孤独。それは「友罪」にもある。2人の青年が出会い、友情が生まれ、だからこそ、孤独も生まれる。僕は「報道ステーション」を辞めた時、「ニュースキャスターは孤独だ」と言いました。イコールじゃないけれど、通じるものはあると思います。
孤独だけでなく、この作品には、希望と赦しがあります。罪を見つめて、見つめて、見えてくる光、ほんのちょっとした希望。
もちろん被害者の遺族にはつらいし、見たくないでしょう。でも、僕らは見るべきだと思う。自分の心に釣り糸をたらした時、そこに「怪物」がいないかどうか・・———古舘伊知郎
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松も受け止めなきゃ、謝らなきゃなと人ごとではなく身につまされると同時に、エンタメとしての怒涛のクライマックスまでひと時も目が離せなくて圧倒されました———大橋加奈子(ジュンク堂書店神戸住吉店)
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スクリーンに描かれている世界は、
止視できない場面も多いのですが、それは決して他人事ではなく、自分とその周辺と地続きの現実問題でもあります。
押し留められた声が容赦なく刺さってきました
そして何度も自分にできることって何だろうか?と問いかけました。
もちろん完璧な人間なんてどこにもいませんが、少しでも後悔のないように生きたい、と思うばかりです———内田剛(三省堂書店営業企画室)
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罪を加した者は幸せになるべきではないという考えも、それでも友情を、愛情を感じてしまう気持ちもどちらが止しいとも言えない切なさがあり、罪とは、許しとはと考えさせられました。
罪があったからこそ惹かれあった2人がこのあとどう生きてゆくのか気になります———森加奈江(ジュンク堂書店天満橋店)
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生田斗真がやたら泣いている。
その涙はすべて異なった思いから流れているようだ。
映像では読み解けないその時々の思いを知りたいから原作を読みたくなる———田村秀美(くまざわ書店IY武蔵小金井店)
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暗い公園で「生きたい」と願う瑛太さんは業に囚われた青柳健太郎その人でした。
彼らがまた、他人の人生を横切れるように祈ります———松本大(喜久屋書店 東急プラザ新長田店)
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友達が狙罪者だったら、自分はどうするのだろう・・・と考えずにはいられませんでした。
「罪を犯した人間には幸せになる権利はないのか?」と言う問いに答えられる人はいるのでしょうか?
とても深く、苦しい作品でした———谷口裕美 (紀伊國屋書店 京橋店)
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『罪と罰』を描いた傑作が現れた。
鈴木が話しだした瞬間、鳥肌が立った。
瑛太さんの怪演を一人でも多くの方に見て欲しい———松本光平(喜久屋書店北神戸店)
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罪を背負うのではなく、
罪と向き合いどう前を向いて生きていくかを問う映画でした———増野順子(ブックファースト宝塚店)
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自分の過去、友人の過去、悩み苦しむ主人公を演じる生田斗真に引き付けられました。
また、もし自分だったらどうするだろうと色々と考えさせられる作品でした———向井久美子(文教堂書店溝ノ口本店)
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仲良くなった友達がもし過去に殺人を犯していたら・・・と、とても考えさせられるストーリーでした。
距離を置きたくなる気持ちもわかるし、更生したいと倍じたい気持ちもあるし…・・。
終始重くてしんどかったですが
瑛太さんがすごかったので見て良かったです———牧野美紗子(ブックエキスプレスリエール藤沢店)
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見終った後の、心に広がるなんとも言えない暗い気持ち、誰に感情移入してもしんどくなる展開、いろんな事を考えさせられる映画でした———楠原未来(紀伊國屋書店グランフロント店)
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もし自分だったらどうしていただろうと思いながら途中映像が衝撃すぎて目をつぶっていました。
とにかく映像に衝撃するばかりでした———木村加奈子 (紀伊國屋書店 高槻店)
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優しげな救いも解決も与えてくれない、正解のない問いをつきつけながらも目をそらすことができない129分でした———山田麻紀子(書泉ブックタワー)
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たんたんとしたしゃべり口の瑛太の演技が秀逸でした。
少年犯罪を変わった角度から描かれていて面白かったです———丸山亮一(文教堂書店赤羽店)
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映画、すごかったです。瑛太さんの演技は怖いほどでした。
原作とは少し視点が違うというか、少しだけテーマが違うのかな?という感じも。
映画は映画として、原作は原作としてそれそれをじっくり味わって欲しいと思います———山ノ上純(ダイハン書房本店)
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登場人物の圧倒的な存在感と凄まじいシーンにしく心が揺さぶられました———寺田由紀美(TSUTAYA 香里園店)
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何が正しいのか答えの出ない結末ですが、もし自分が益田の立場だったらと考えることがこの映画の意義なんだなと思いました———井上恵(水嶋書房 くずはモール店)
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