ダンクシー

マローボーン家の掟のダンクシーのレビュー・感想・評価

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)
3.4
「何も 誰も 絶対に 僕らはひとつ。僕らは約束し 世界から隠れることにした。僕が21歳になるまで」

結構悲しい物語だった。まさかと思ったら案の定そのまさかと思いきや、更にその上をいくまさかだった。最低限の情報だけ客に与えて、そこから想像させて裏切っていく展開。屋敷のおぞましい雰囲気といい、所々の映像のノスタルジーさが印象的だ。そして、ミア・ゴスとアニャ・テイラー=ジョイの存在感が強い。ホラーではあるんだけど、ビックリする系ではなくてジワジワと畳み掛けてくるタイプの怖さだった。だからホラーが苦手な人でも全然観れる・楽しめると思います!ミステリー要素が強いのも要因としてあるかも。

心霊現象と思わせといてそうじゃないんでしょ~ってのは勘づいたけど、そこまでだったから"おぉ~"ってなりました。掟の数々と秘密の謎が分かった時に繋がるあの感じ、好きだな~。衝撃度のある作品ではあるんだろうけど、こういうどんでん返しとか衝撃って言われてる作品は結構観てて目は肥えてる方だから、トリック自体にはさほど衝撃を受けはしませんでした。あとホラーだから、展開が出来すぎていた印象。弁護士とか映画の都合上のキャラすぎてリアリティ薄かったし、なんでみんな無防備で屋根裏に行ってまうんや…ってツッコミしたくなったし。まぁでも普通に面白かったですね。

あと、お父さんジョン・ウィックみたいな風貌だったの笑った。
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