このレビューはネタバレを含みます
尖ったホラーとしては良作
変な終わり方やいきなりカッコいい描写放り込んできたり、怖さも人に振り切ってたりと原作とも普通のホラー映画とも違うという点では差別化は出来ているが、下手に替えたことでキャラの人格と行動の乖離だったり怖さが減ってしまっていたりと残念な点もある
記憶していたより前半が割と人間関係の嫌な部分、モヤッとする部分多めだった
小説とは別物なくらい違う描写多い
親になれないタイプの二人が親になった結果としての悲劇、それでも人間性を保っていたという点ではまだ頑張った方と言えなくもない
他にも色々な業を抱えた人間のきつさがある
ただその胸糞部分や展開の遅滞が後半で一気にエンタメのガソリンになるのはカタルシスとして気持ちがいい
異常に祓が格好良い映画
ロック調の音楽も含め
岡田准一と小松菜奈が出て来てようやく面白くなる、エンターテイメントとして
ホラー感は薄め
松たか子と柴田理恵の格好良さが限界突破している作品
小松菜奈は個人的にこの作品が最タイプ
ヒデキが罠にかかるシーンの絶望感良い
ホラーとして一人で楽しむ作品というより、大勢で盛り上がる系の作品かもしれない
もう少しガッツリ怖くしてくれたら割とベスト50とかに入ったかもしれない
ちゃんとグロかったりキモかったりするのは良い、あと現実的な人間のエグさの生々しさは普通に良かった