邦題がダサい上に大味過ぎて全く印象に残ってなかったけど、ギンズバーグさんのお話だったのですね。国は違えど『虎に翼』と重なる部分も多くて(虎翼亡霊)、道なき道を切り開く過酷さとその一歩の偉大さを改めて感じた。そしてそんな茨の道を進み続けるには(本人の凄まじい努力がある事は大前提として)、家事育児を自ら進んで共同し凡ゆる面で劇的に理解があり、その上一緒に差別と戦ってくれる真の意味でのスパダリ夫が必要なのだな。。と深く痛感した。もはや高みの世界過ぎて羨ましがることさえできずに、その《完璧な夫》の化身であるアーミーハマーの華麗な包丁捌きに目を細めるのであった。税法に興奮できない自分の脳が悔やまれるけど「君の人生は今日のためにある」には痺れたね。あとキャシーベイツを久々に見れて、魔女の権化みたいな役で大変良かった。
