このレビューはネタバレを含みます
自信と温かみを持つことの大切さ
日常の中の小規模な達成、幸せを再発見させてくれる傑作
出会う時期が違えば人生ベスト10とかに入っていたかもしれない
じんわりと良いなと、休日の午前中とかに見たいタイプ
主人公2人とも過去やその後も特に描かれないため(示唆はされるが)、気になる人はいるかも
個人的には感情移入しやすいということもあり気にならなかった
大きな波や劇的なことも起こらない
傷つき、自信を喪失した負け犬と呼ばれる2人のロードムービー
漁師ということで海が定期的に出てくることで画の爽やかさもある
テンポ感もかなり良い
地味めな音楽や空気感が心地良い
淡々と描いていくため、ストレスも少ない
老人センターの面々から始まり、基本的にカラッとした見やすい性格のキャラクターが多いので心的負担も少なめ
シャイア・ラブーフ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ジョン・バーンサルなど久し振りに見られて嬉しい俳優が出ている
その懐かしさも相まって、最後の流れで泣いてしまいそうになった
ダコタ・ジョンソン相変わらず魅力的