【第90回アカデミー賞 外国語映画賞エストニア代表】
エストニアのファンタジーロマンス。ファンタスポルトでは審査員特別賞と撮影賞の二冠を受けている。
白黒の映像美は素晴らしく、エストニアを舞台にしたファンタジーという世界観は唯一無二。しかしどうも演出が冗長に感じてしまいそこまでノれなかった。
クラットという民俗信仰の使い魔の見せ方が面白い。CGではなくワイヤーで撮影したという。
唯一無二な映像美は確かに素晴らしい。好きな人がいるのも分かる。しかし物語自体は割とよくあるもの。ガワはスゴいけど中身はそうでもないという印象が強い。
エストニア映画はそんなに観る機会がないので貴重ではあるが、どうしても物語に入り込めず画面を眺めるだけになってしまった。好きな人は好きなんだろうが自分はそこまで。