くれちゃん

ジョジョ・ラビットのくれちゃんのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.0
戦争映画なのにとってもコミカルな作品だったなぁ。コミカルの中に愛や怒り、悲しみの情緒や情動が上手く織り交ぜられていて、構成も良く観やすかった。
10歳の主人公があまりにも純粋無垢な10歳で愛おしすぎ。
ジョジョとママのバグはとっても愛情深くて素敵だし、ジョジョとヨーキーのバグはいい加減にしてってくらいに可愛い。
きっと自分もあの時代のドイツに産まれてたら当たり前の様にヒトラーが憧れる存在だろうな。
小物やファッションは真似したくなる様な物ばかりだったな。
日常はポップな色彩で戦場はモノクロで表現する対比がとても良かったな◎

エンドロール前に出るリルケの詩が、胸に重く鋭く突き刺さったな。

「全てを経験せよ
美も恐怖も
生き続けよ
絶望が最後ではない」

「絶望が最後ではない」って救われるよね。
「生き続けよ」これが全てかなと思った。
くれちゃん

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