『ブライトバーン/恐怖の拡散者』
映倫区分PG12.
原題Brightburn.
製作年2019年。上映時間91分。
SF、ホラー、サスペンス、ドラマなどさまざまなジャンルをミックスし過ぎてるヒーローにもヴィランにも成りきれない反抗期メタヒューマン系作品。
母ちゃんになる夢を抱いているものの、なっかなか子どもができずに悩んでいたトーリのもとに、
ある時、謎めいた赤ちゃんがやってくる。
赤ちゃんはブランドンと名づけられ、聡明で才能にあふれ、好奇心旺盛な子どもへと成長。
トーリと夫カイルにとっても、かけがえのない存在になっていく。
しか~し、12歳になったブランドンは、普通の人にはない異常な力を発揮し始め、やがて米カンザス州ブライトバーンの町をかつてない恐怖に陥れていく。。。
今作品には、悪魔の子系の映画でお馴染みの比喩や、決まり文句に、プロットが山盛り満載、野村萬斎(意味不明)盛り沢山に詰め込んてる感をけせなくて
二兎追うものは一兎も得ず
ホラーになっちゃってるかな。
個人的には残念無念な映画で、無双映画を期待してたので🥺。
⬇️⬇️⬇️⬇️⬇️ネタバレ⬇️⬇️⬇️⬇️⬇️
⚠️これより下はネタバレに抵触しますので、御注意ください。
盛り沢山に詰め込んでるって感じんのは、羅列になりますが、
例えば、超自然的能力を宿す親の片方はその子を信じ、もう一方の親はその子をサイコパスだと思っている。『オーファン』、『ダミアン:オーメンII』。
また、誰がやったのかわからない事故が連続して起こるってのは、
『エスター』、『オーメン』、『エクソシスト』。
親が子供を殺そうとした結果、自分も殺されちまう。
『悪い種子』、『オーメン』、『キャリー』。
エンディングで大きな対決があり、親は殺されちまうが、子供は生き残ってヒーロー(ヴィラン)のようになる『オーメン』、『悪い種子』。
ほんで、子供は何か超自然的な力から指示を受けてる。
加えて、他の世界の王のような存在『エクソシスト』、『オーメン』。 子供は反キリスト的な存在で、ハルマゲドンの原因であると考えられる。『ローズマリーの赤ちゃん』『オーメン』、『エクソシスト』シリーズなどなど。
参考にしてるであろうホラーの作品の類似点をあげると枚挙に暇がない。
まぁ、ホラーじゃないけど、ヒーローモノとしてみたら、斬新かとは思う部分もなくはないかな。
ブランドンが同級生のケイトリンのとこに訪れたときに、彼女が書いているエッセイは、『現代世界における真実と正義の衰退』で、スーパーマンの伝統に『真実、正義、そして米国のやり方』を表してるモンに異を唱える作品なんかなぁと深読みできる。
しかし、これはアマプラオリジナルドラマ『ザ・ボーイズ』が先にやっちゃってるかなぁと。。。
なんにしても残念やけど、エンドロール前に、続編を示唆するおまけ映像があるし、もしあれば『ターミネーターⅡ 』のように続編ヒットで咲く映画になってほしいかな。