親指

ボーダー 二つの世界の親指のレビュー・感想・評価

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)
4.2
不気味で仕方ないのに、王道映画。もはやラブストーリー
静かで多くを語らないので、ボーっとしてるとおいていかれそう。ただ決めるところはしっかり決まるから大丈夫
不気味さで忘れてしまいがちだが、構造的にはラブストーリーだと思った。相手の女性の性を目覚めさせ、持っていた生活を捨てさせるまで至ったわけだし、主人公のティーナもできなかった子供を手にしている。作者は人間だけど人間になじめなかったし、嫌いだった。自分を人じゃないと思うほどに。でも人を捨てきれなかった、愛したかったのでは
神話を知らないけど多分こんな神話があるんだろう。
ヴィーラもティーナも作者だと思うし、どっちも否定しきれなかったのかな
いや王道。バックトゥザフューチャーくらい
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