原作脚本監督ヴィクラマン、ヴィジャイカーント主演で家長とムットゥ一人二役のタミル映画。
幼い弟たちのシーンではどう見ても祖父くらい歳が離れて見えるが貧しく弟想いのムットゥール村の青年ヴェラサーミ、目ヂカラが凄い。
元婚約者で金持ちのラーダの兄との対立を皮切りに、成長した弟ムットゥとガウリ役のミーナさんや同じく警察官役リヴィングストンさん、医大生役プラブデーヴァさんの結婚までの道のりを家長であるヴェラサーミが中心となり進む、なかなかボリューミーなストーリー。
調理人ムットゥとオーナーにセンティルさんを迎えたコメディゾーンの食堂はわりと面白かった。脇役のあっぱたん(お婆ちゃん)も同じ役割で全体的に性格に二面性があるが家族をテーマに時折、仲睦まじく微笑ましいコメディドラマ。
アクション、ダンスは少なめだが歌はしっかり。
ポンガル製の尖った字幕といつもの空耳歌詞