タイトルとポスターを見て、英語の教科書に載っていて昔読んだ内容だと気がついて観賞
Malawiという国名とKamkwambaという名前を鮮明に覚えていて、出てきた瞬間英語の教科書のやつだーとちょっと感動した
似たような境遇の家庭には珍しく、お父さんとお母さんが文明が進んだ時代なんだからと子供達に教育を受けさせることに肯定的なところが素晴らしいと思った
娘には早々に結婚というよりは、大学に行って学びたいことを学んで好きなことをしてほしいと願ったり、飢餓で苦しむ時も「食べられなくなったら、私の腕を切ってでも食べさせる。あなたは私の大切な子供だから」というお母さんの深い愛が…
でも、だんだんと食べ物が無くなり、余裕が無くなっていって気が立ってしまうお父さんの気持ちも理解できた
だからこそ、Williamのことを信じて風車に賭けたいと思いつつも、これで失敗したら後戻りできないと思ったんだろうなと
Williamも1回小さな風車で実験してるから理論的にはできるとわかっているけど、2度と使えなくなってしまう自転車を使って失敗したらと思ったら怖かっただろうし、お父さんを説得するのはなかなか難しかったんだろうなと思った
恋愛と家族と大学と、揺れるお姉さんの気持ちも理解できたな
政府の描かれ方も良かったな
どの国でも実際に困ってる人の声は届かないし、聞こうともされない
特に最近民主化した国のほとんどは、民主化なんて表面的で、実際に言動の自由なんてなく、力で自由な意見は弾圧される
このリアルさが描かれていた
好奇心、探究心、自分で調べて試行錯誤することの大切さを改めて思い知らされた
頭使って考えなくなったら人間終わりだ