このレビューはネタバレを含みます
勉強することの価値を考えさせられる映画だった。
最後の10分までほとんど見ていて苦しかった。飢饉の中で食糧を奪い合うシーンは特に苦しかった。
食糧を強盗したり、逃げ出したり、子どもの行動を否定したり…
それらの行動に不快感を感じてしまったが、それは今の私にとって理解不能な行動だったからだと思う。しかし、有事になったとき、明日生きられるかわからなくなったときの人の心境なんて、どんなに頑張っても私に理解できるわけないし、わかった気になるのも失礼なことだと思う。
だからこのような作品を見るときは、彼が良い、彼が悪い。と言った属人的なことを考えるよりもどういうシステムや環境がこのような人の行動な考えを作ったのか、促したのか。メタな視点で考える必要があると感じた。それが、歴史に学び、今に活かすことだと思う。
とは言いつつ、考えるのは純粋に映像作品を見たその後。
感動した。ウィリアムかっけー!