全米を震撼させた実際に起きたセクハラ事件をもとに描いた映画。
原題は『Bombshell』。この用語は爆弾という意味をもっているが、元々は「魅力的な人気のある女性」や「悩殺美女」を表すために使われており、「セックスシンボル」の先駆けとなった言葉でもあるそうで過激だが作品にふさわしいタイトルだなと感心した。会話と交互に女性達の心の声が聞こえる描写はハラスメントを受けた側がどれほど焦りや苦しさ、恐怖を感じているのかが観客にも伝わってくる素晴らしい表現法だと思った。男女関係なく理解の差があるのも観ていてかなり苦しい。
メーガン・ケリーを演じたシャーリーズ・セロンのインタビューを読んだがどれも作品に対しての想いが素晴らしく男女関係なく多くの人に鑑賞して何かを感じて欲しいと思う作品となっていた。