“Winny事件”
2002年に金子勇氏が
簡単にファイルを共有できる“Winny”を開発し、試作品を「2ちゃんねる」に公開。
瞬く間にシェアされ、音楽、映画、ゲームなどが大量に違法アップロードされる。
違法アップロードした者の逮捕者が出て、その後金子氏が逮捕される事に。
逮捕から裁判に至るまでの様子、弁護団との交流などを事実に基づき描かれる。
一般プログラマーが3年かかるところを金子勇氏なら2週間で作れるという、10年に1人の天才プログラマー。
殺人に使用された包丁を作った職人が
捕まるのか?
未来ある開発者の権利を守る戦い。
この事件をほとんど知らず、IT関係にも疎いので最後まで観れるか心配だったが、アナログ人間の私にも分かりやすく話が展開していくので、途中で飽きる事も無くラストまで興味深く観れた。
金子氏の、人となりや人間としての不器用さを丁寧に描いていて、なぜこのような事件になってしまったのかという事がIT音痴の私でも何となく分かり、観て良かったと思う。
実を言うと、東出さんの演技を観たくて鑑賞したのだが、エンドロールに出てくる金子勇氏に喋り方、雰囲気、仕草などよく研究したんだろうなぁと感心してしまった。
東出さん、『福田村事件』でも思ったが、以前より確実にうまくなっている。
私生活では色々と言われることの多い彼だが、映画ファンとしてはこれからも彼の演技を観続けたいと思う。
あの時に潰れてしまわなくて良かった。
と考えると、国家権力やマスコミに潰されそうになった金子氏を演じるに相応しい役者だったんだと思う。
ナイスキャスティング✨
天才と私の共通点なんて絶対無いと思っていたが、飛行機好きという意外な共通点を見つけて嬉しくなった✈️