あらすじ:自己中の行く末は必ず破滅ですわ。
孤児のグレイスは大金持ちのル・ドマス家に嫁いだが、一家には新婚初夜の狂った儀式があって…というお話。
B級サスペンス、屋敷内マンハントもの。保身のためなら誰でも殺す富豪一家VS逃げる新郎新婦。ヤク中、クソガキ、能無し、良心…と敵側のラインナップも色々で楽しめた。個人的に一番ムカついたのはガキ。
絶妙にライトな演出でグロ描写ダメを緩和しつつも緊張感は持続していたし、撲殺や爆殺はスカッとしたしで、あっという間に90分過ぎた。ただ、感情移入度は浅くて主題も弱め。娯楽性は十二分だったけど、もう少し主人公にドラマがあってもよかった。
サマラ・ウィーヴィングの主演映画はこれまで三本観たが、ぜんぶ血まみれで笑う。いずれ、叔父さんみたいに悪党の当たり役も生まれそう。