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バビロンのtkmのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
4.0
まずはじめに、ああ自分って汚いシーン(糞尿、○ロ等)意外と大丈夫なんだと再確認。○ロまみれになるシーンも割と平気。無理な人は無理だと思うが。。
ただ、邦画だったら生々しくてダメな気がするのでフィクションみを感じて平気なのかなぁ。某ヤクザ映画で豚の××とかあかんかったし。GOT(ゲームオブスローンズ)の数々のシーンも平気。

そんなことが書きたいんじゃない!
はじめに書くことかよ!

「スターは概念」サイレント映画から時代は進化しトーキーへ。サイレント時代のスターたち。台詞をしゃべらせたらあらわになるもの。切ない。
時代の移り変わりとともにスターの存在や求められるものも変わってしまう。古く廃れた存在になってしまう。自分は変わっていないのに周りが変わっていき新しいものを賛美する。

2人の「スター」もやがて抗えずに流されてゆく…。ジャックとネリーにはモデルがいるようで、エピソードのいくつかも使われているとか。

ネリーに巻き込まれるマニーも、彼女の魅力に取り憑かれて危ないところまでいってしまう。。

トビー・マグワイアが出演していると聞いて、終わってから思い出した。
も、もしかしてあの…?ちょっと出でもブシェミみのある不気味さと狂気を兼ね揃えた役どころでしたね。あのへんのシーン、心拍数がMAXだった。

そしてアジアの魅力満載のフェイ、謎めいて素敵だったが初見からキンタロー。に見えてしまいその幻想が若干邪魔に。キンタロー。は悪くないぞ。

サイレント時代からトーキー時代の映画の作り方、音楽、走馬灯から、改めてああスクリーンで観る映画ってよいものだなと思えた。ずっと先まで残る。何年先にも蘇る形のあるもの。余韻。

大号泣、大笑い、感動の嵐!みたいなものはないし、作品に対する蘊蓄の一つも語れないけど、観てよかったと思えた。
やっぱりブラピが好きだ!
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