◎魚の棲まぬ十和田湖をヒメマスの名所にした男
1950年 大映京都 モノクロ 106分 スタンダード
*ホワイトノイズのため聴き取りにくい台詞あり
青森県と秋田県にまたがる十和田湖は、もともと火…
よくある伝記映画だけど、献身的な息子や妻がああなる、といった風に決してハッピーエンドに終わらせないのが却って和井内氏へのリスペクトを感じたなー
/長男、よく犬を殺さなかったな...
/字幕の出…
魚の棲まぬ十和田湖に、ヒメ鱒の養殖で生涯を捧げた和井内貞行。伊藤大輔は女学校の国語教科書で和井内のことを知り、脚本化。
和井内が、研究のため、家財道具を売り払うシーンは、「貧しい」「貧乏」というセリ…
明治の半ばまで魚がいなかった十和田湖に魚を放流する話という地味な話。開始20分くらいでその目標が達せられてしまうのでどうなるのかと思ったらそこからがすごかった。気がつけば赤ん坊は片山明彦になるわ、大…
>>続きを読む十和田湖の水産業を描くなら、「朝やけの詩」の仲代関根北大路くらいの自然のなかで力強く生きる美しさがあって欲しい。貧乏辛いぴえんだけなのは好きじゃなかった。
十和田湖で漁業をするということへの分析が…
(16mm)
魚を食べたくなる映画。
風変わりな作品であるがゆえに、伊藤大輔の思想が詰まってるように思える。
『王将』に同じく、信心を尊重する一方で医療を重視する姿勢が見受けられる。
和井内貞…
出兵した長男の訃報が届くと同時に待ちに待った魚が帰ってきてからの一連のくだりが凄まじい。一瞬息子の死の悲しみを忘れ、妻の元に走り、共に悲嘆にくれ、妻を背負い再び湖に走る。ごちゃごちゃになった感情の発…
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