「あなたがここにいるのは
自分の意志とは関係ないのよ」
『こちらあみ子』の今村夏子原作
宗教二世問題
林家の次女ちひろは低体重で生まれた
生後、体が弱く、両親(永瀬正敏、原田知世)がどうしたらいいのかと悩んでいた時にある物を勧められた
✫宇宙エネルギーを宿した水✫
“金星のめぐみ”
あらゆるものに効果のある万能水と謳ったもの
初めは半信半疑だったものの、その“聖なる水”を使っているうちにちひろが元気になっていき、それがきっかけとなり新興宗教にのめり込んでいった…
中学3年生になったちひろ(芦田愛菜)
両親はイカゲームみたいな緑ジャージ着て、頭にタオルを置き水を掛け合う
こうすれば清められ風邪もひかず健康でいられると信じていた…
変質者扱いされる両親
愛する娘の為に入信した両親
疑うことなく信じてきた娘は成長と共に疑問を感じ始める…
私は伯父さんの気持ちに乗っかる
どうか目を覚まして…
どうにか救い出したい…
っていう感覚で観てしまうんだけど、それが中心となる作品ではない
それぞれの価値観
正解がない
宗教を理解する人、否定する人、どちらでもない人を淡々と描いている
ん〜
信仰は自由
だけど嘘はよくないよ
「データが出てるんだよ」
どんなデータや
んなもん本当ならノーベル賞もんだわ
でもって、中3女子!成長期!
必要なのは水よりバランスの取れた温かい食事
同級生なべちゃん&なべちゃんの彼のフラットな接し方はほっとする◎
保健の先生が素敵◎
信仰心ゼロの私からすると、信者たちの集会シーンは正直キモいなって思った
でも、ここで登場するちょい役の宇野祥平さん!
宇野さんがいい◎
同じ場所にいてもそれぞれの理由や熱量は違う
こんな人もいるんだろうなぁって想像できた
ラストの解釈はご自由に系
子供目線で現実と葛藤を静かに表現している作品だった
ブレンディのCMのイメージが強い原田知世さんがコーヒーNGってのはちょっと面白い