厚い煙に覆われたえんとつ町に暮らすルビッチ。町で唯一、星の存在を信じていた父は1年前に失踪していた。ある日、彼はごみから生まれたプペルと友達になり、世界に存在しないはずの船を目撃。父の話を確信したルビッチはプペルと星を見つけようとするがってお話。
娘が映画館で観て良かったって言ってた映画。観ようと思いながらなかなかタイミングと気持ちが合わず、今に至ります。そしてやっと重い腰を上げて観ましたよ。
兎にも角にも映像が美しい映画でした。
権力者たちは自分たちの立場を守るために、世界は存在しないと教え、少しでも反抗しようものなら強制連行って、どこかの国を見ているようでした。
そんな世界で厚い煙の上には星があるという父の話を信じて生きているルビッチが良かったなぁ。信じる気持ちって大切で美しいものやって思えた。ごみ人間プベルとの友情や2人を支えてくれる人たちの優しさなど見所は多かった。
原作が西野亮廣さんやから、何かメッセージ性が強いのかなって思ったけど、自分には全くわからなかった。ただただ2人の友情物語に感動してました。
最後はこうなるやろうって予想は出来るけど、こういう安心感のある映画は嫌いではないです。映画を観終わって絵本も読みたくなりました。