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All Through the House(原題)の消費者のレビュー・感想・評価

All Through the House(原題)(2015年製作の映画)
3.7
・ジャンル
クリスマスホラー/スラッシャー/サスペンス

・あらすじ
クリスマスイヴの晩、失踪した母が戻るよう願いを込めてプレゼントを届けに地元へと帰省したレイチェル
彼女は久々に再会する友人2人と買い物を終えた後、彼女達を付き合わせ近所に1人で暮らすガレット夫人の家を訪ねる
夫人からクリスマスの飾り付けを手伝うよう頼まれていた為である
デートの約束があると夫人が姿を消すと家を見て回る彼女達
無数に飾られたマネキン、かつて失踪した夫人の娘ジェイミーが当時幽閉されていた謎
何とも言えない気持ち悪さを感じていた一行
そんな3人の元に迫る1人の殺人鬼…
レイチェルの母と夫人の間に隠された秘密…
それらの不穏な影はやがて思いもよらぬ形で繋がっていく

・感想
サンタ姿に仮面を被った殺人鬼の大男が主人公達を殺しに掛かるクリスマスホラー/スラッシャー

初っ端から景気良く殺人サンタが枝切り鋏でチンポ切断をカマした時点で大勝利確定の怪作
その後も何本か“回収”していくのも期待に応えてくれて嬉しい
明らかに精神を病んでいる近所の女性が秘めた過去や本性との殺人サンタの繋がりは斜め上な様でホラーにちょくちょくある真相だったのでそこは惜しかった
でも低予算のB級スラッシャーなりに捻りを加えようという意思が感じられたのはプラス

欲を言えば序盤のチンポ切断からの下ネタクリスマスラップやらで感じさせたコメディか
あるいは後半から濃くなっていくサスペンス/ミステリーか
いずれかの方向性に振り切って欲しかった部分はあったかな
オチがオチだからがっつりシリアスな内容でも成立した気もするし
あとは予算を掛けずとも力を入れられる展開の繊細さも強化の余地を感じた

でもチンポ切断殺人サンタのビジュアルは最高でした
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